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- 植物育成ライト
2025.04.22
植物育成ライト 白色 暖色 どっち? 色による違いを解説
こんにちは、JR秋葉原駅中央改札口から徒歩2分に本社のあるLED照明メーカー、株式会社トライテラスの販促担当です。
植物育成に興味を持ちつつ、植物をよく枯らしていた私が植物育成ライトを企画し会社で植物育成を楽しんでいるので、これから植物を育成する方や、植物育成ライトに興味がある方に、植物育成ライトの発光色の違い、白色と暖色どっちが良いの?どう違うのかご紹介します。
室内でも元気に植物を育てるための「植物育成ライト」。
光の色の違いは、何が違うのか、どう選んだらよいのか、4つのポイントで説明します。
是非、植物育成ライト選びに参考になさってください。
■ 植物育成ライトとは
植室内で植物を育成する際に不足する自然光を補うための照明器具です。
植物は光合成によって成長しますが、室内や日光の届きにくい場所では、太陽光の代わりに人工的な光を利用する必要があります。このとき使うのが植物育成ライトです。
植物育成ライトには様々な種類があります。今回は光の色で何が違うのか、どの色がよいのか、選び方の参考に、LED照明メーカーが光の色による違いを説明します。
■ 白色ライトと暖色ライトの違い
白色ライトと暖色ライトは光の色が異なります。
光の色の違によってどのような効果の違いになるのか、ポイントを4つに分けてご紹介します。
■ ポイント① 波長(成分)
目に見えている点灯中の光の色、光源の色の違いは光の波長の違いによって生じます。
これを光源の光色(読み方:こうしょく)といいます。
光源の光色は「色温度」(読み方:いろおんど)と呼び、光の色を表わす1つの指標です。単位はK「ケルビン」です。
白色ライトと暖色ライトの光を波長(成分)に分解、グラフ化するとそれぞれの色の波長の強度がわかります。
以下は弊社、トライテラス製品の照明器具の光のスペクトルグラフです。
人間の目には同じ色に見えても、各社製品には特長があり、光の色をこのように分解すると同じ色でも成分は異なります。
最適な光は、育てたい植物に光の波長(成分)がどれだけ必要か、理想の育て方によって異なります。
購入を検討する際、植物育成ライトの色温度だけでなく、上図のような光のスペクトル図を確認し、どの成分(波長)がどれくらいの強度で構成されているかきちんと確認してから自分の植物に必要な成分、バランスの光色を選びましょう。
LEDのスペクトルに関して、以下のブログで詳しく説明していますので、興味のある方は以下のブログをご覧ください。
■ 植物育成に必要な光は?
植物育成に必要な光の量と質は植物の種類や育成段階によって異なります。
植物に必要な光の質、成分(波長)を知り、植物育成ライトの光色を選びましょう。
植物は基本的に光合成(①)によって成長するが、その他の重要な光反応に光形態形成がある。
これには弱光反応③、④と、強光反応②があり、フィトクロームという色素の働きを介して種子発芽、花芽分化、開花、子葉の展開、葉緑素合成、節間伸張などの植物の質的変化を誘起する。
植物の主要な光反応のスペクトルを示した図
図でわかるように、植物には光合成に必要な波長だけでなく、様々な波長が必要です。
さらに植物の種類、大きさ、季節等、様々な環境によって必要な波長の強さは異なります。
私も実際に自分で植物を育成してみないと、その植物に必要な光がどれくらいなのかわからず。まずは育ててみて、光の強さを調整しています。植物はいきものなので、育成の醍醐味であり、楽しみでもありますね。
様々な論文等で植物に必要な明るさや波長を研究されている方がいるので、論文を読むのが最近の趣味になっています。
必要な光、明るさや時間は植物個々によっても異なると言われています。
トライテラスがつくった植物育成ライトは、太陽の日中の光の色、真っ白を目指し、一般LEDの特徴である、青色だけが突出するバランスではなく、全ての波長(成分)のバランスの良い光にこだわって、より太陽の光に近くなる照明をつくりました。
右がトライテラスの植物育成ライト「プラントテラス580」のスペクトルです。
一般LEDに比べ、極端に飛び出したり、へこんでいる波長(成分)がなく、バランスが良いことがわかります。
自然光に近いスペクトルを再現した、特定の波長の突出や欠落のないバランスの良いスペクトルを実現し、全ての波長をバランスよく照射できる植物育成ライトです。
■ ポイント② 何時の太陽の色
太陽は時間によって光色が異なります。どの時間に近い光を購入するか考えてみましょう。
日中は太陽の光の色は何色だと思いますか?
白や透明のようで、光の色を感じないと思います。
では、日の出、日の入り頃の太陽の色はオレンジ色に見えますよね。
白色は日中の太陽の色に近く、
暖色は日の出及び日没前の太陽の色に近いことになります。
もちろん同じ色温度でも、スペクトルに分解しないと正確にはわかりませんが、大きく区分けると以下の図のように、どの時間の日光に近い光かわかります。
照明の光源の成分はスペクトルに分解しないと正確にはわかりませんが、この時間帯に生長する植物なので、その時間の色をずっと照射したい! という場合には、その時間に近い色の植物育成ライトを選ぶのはいかがでしょうか。
■ ポイント③ 植物の見え方
植物育成ライトが白色、暖色で同じ対象物に光をあてた場合、対象物の見え方はかわります。
白色は「すっりき」見せる色です。
暖色は「あたたかく」見せる色です。
このように、対象の植物の見え方がすっきり爽やか、ほんわかあったかい、どちらが好みか、光の色によって選んでみましょう。
トライテラスの照明で白色と暖色で同じ対象物の造花に光を当てた時の印象の違いはこんな感じです。
■ ポイント④ インテリアとしての好み
同じ空間でも照明の色で印象は変わりますので、ご自宅のお部屋の雰囲気、インテリア、または植物を置く場所に合う、好みの照明の色を選びましょう。
色の印象としては、
白色は集中したい時、明るくはっきりした空間になります。
暖色は落ち着いた空間で、リラックスした空間になります。
植物を置く場所のまわりの照明の色に合わせたり、植物を置く空間をどのような雰囲気にしたいかに合わせて植物育成ライトの色を選ぶ方法もありますね。
いかがでしたか?
この記事では、植物育成ライトの光の色ついて説明しました。
光は人間の目に見える違いだけではなく、目に見えない成分の分解によって、その光の特徴がわかります。
難しいですが、照明屋さんは各社光の特徴をきちんと謳っていますので、ご自分に合った照明をみつけられると思います。
植物育成初心者のあなたも、ぜひ植物育成ライトの光の色による違いを知って、植物にとって最適な光環境を作ってみましょう。
私もそうします!
室内での植物育成に必要な植物育成ライトの選び方をまとめた ブログ も是非ご覧ください。
植物育成ライトに興味を持った方は、植物育成ライトの選び方を初心者にもわかるように説明した ブログ も是非ご覧ください。
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植物育成ライトの距離や当て方、設置方法で何が変わるのか解説しました。
自分の植物に合った、最適な植物育成ライトで元気に植物を育てましょう!
LED照明メーカートライテラスでは様々なオリジナルの照明を企画・製造しています。
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